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反戦漫画?「はだしのゲン」について [国家・日本近代歴史・戦争関連]

「はだしのゲン」全巻読んだ。画は思ったほど苦手ではなかった。
漫画としては面白かったし、主人公にも共感した。

しかし、やはり公の場や教育の場に持ち込まれるのは反対。
あきらかに日本軍を過度に悪く描きすぎてところがあると思うので。

もちろん戦争や原爆の悲惨さを知るのに良い作品だろうが、使われ方によっては、そういった日本軍悪玉説的なところを強調されてしまう恐れがあるからだ。

ま、世の中にはいろんな考えの人がいるので・・・私とは反対の意見の人のブログ記事を紹介。ほかの人のコメントも参考になる。
http://onodekita.sblo.jp/article/57503685.html

「はだしのゲン」は、当初、集英社の少年ジャンプに連載されていたようだが、集英社が単行本にしなかった。
おそらく天皇を批判した内容があったため、集英社からは出版されなかったと思う。(日本は天皇批判については、圧力をかけてくるように感じる)

日本軍悪玉説が捏造され、情報操作されていた時代に、この漫画が描かれ、過度に日本軍が悪く描かれていることを思えば、子どもにますます自虐史観を植えつける手助けをしてしまうことになるが・・・言論抑圧は良くない(それをすれば、中国や韓国と同列になる)と私も思う。

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さて、では改めて感想。

「はだしのゲン」にあるような・・・日本軍が中国の民間人を、猟奇的な「快楽殺人者」のように・・・つまり言い方は悪いが【手間隙かけて】、より残虐に面白半分に殺し弄んだのはウソだろうと思う。

漫画に描かれている殺し方はしていないだろう。軍隊はそんなに「ひま」ではないし、猟奇的悪趣味の快楽殺人集団ではないからだ。

そして、主人公は「日本軍は、中国、朝鮮、アジアの各国で3千万人以上の人を残虐にころしてきとるんじゃ」と言う。(愛蔵版10巻19ページ)

その数字からしておかしい。

日本は300万人以上が犠牲になった。
アメリカに全国あちこちを空襲され、東京大空襲に広島長崎の原爆投下・・・壊滅的にやられた。

それでも300万人なのだ。(そのうち210万人は戦地で犠牲になった日本兵の数)

日本は、アメリカのように民間人を意図的に狙ったそのような大々的な空襲は行っていない。(重慶など軍事施設を狙った空襲は行ったし、市街地を誤爆したが・・・※朝日新聞では重慶空爆は市街地を狙ったという記事があったが、もはや朝日は信用できない)

もちろん原爆も持っていない。
日本は物資的にも貧しく、そのような大空襲を行う余裕もなかっただろう。

その日本が、どうやって3000万人以上を殺せるのだ?

300万人だって無理だ。

そのうち民間人の犠牲者数は約90万人以上ということになるが・・・アメリカが行ったような民間人に対する徹底的な空襲や原爆を用いて、その数に達するのだ。

漫画では「三光作戦(南京大虐殺)と言う、殺しつくし、焼きつくし、奪いつくす」を日本軍がやったと言うが(同じく10巻20ページ)
今まで述べたとおり、南京大虐殺は捏造の可能性がかなり高い。民間人を多く巻き添えにしたのは事実だろうが、民間人を標的に殺戮を続けたというのは違う。

そのような「労力だけかかる無駄な作戦」を、ただでさえ余裕がない日本軍が行うはずもない。

漫画に描かれているような猟奇的といっていいやり方で、民間人を殺したのは、中国人が日本人に行った通州事件や済南事件でのことだ。中国側が日本の民間人に対してやったことであり、以前からある中国式の殺し方だ。それが、日本軍が中国の民間人に対してやった、ということにすり替わっている。

もちろん、漫画家が意図的にすり替えを行ったのではなく、過去の日本をできるだけ悪に仕立てようと情報操作されたものを、漫画家が「事実だ」と思ってしまったのだろう。
日本軍は中国はじめアジア各地で残虐非道を行った、というプロパガンダを信じてしまったのだろう。

それは私も同じである。日本のメディアも日本軍が残虐非道で悪だった情報があれば、飛びつき、捏造、誤報していたのだから。

http://home.att.ne.jp/blue/gendai-shi/asahi-hodo/frame5.html

http://home.att.ne.jp/blue/gendai-shi/kagai/kagai-tokei-2.html

http://home.att.ne.jp/blue/gendai-shi/asahi-hodo/gas.html


また「はだしのゲン」では、「天皇と軍部とお金持ちが自分たちの欲のために、戦争を起こした」というが(私もそう思っていた)、これもそんな単純なものではなさそうだ。

まず、国民も戦争をやりたがった。
当初、戦争反対を訴えていた朝日新聞が、不買運動を起こされたくらいだ。
朝日新聞は、それをきっかけに、戦争賛成に意見を変えた。以後、煽りまくった。
メディアが煽り、国民もそれに乗った。世論が戦争賛成だった。

この頃は、まだ、軍部はメディアに対する情報操作を行っていない。メディアが自ら、戦争賛成に動いたという。

日中戦争・・・日本が中国を侵略したという経緯も、明らかになってない部分が多々あるらしいが、ソ連や共産主義の諜報員らにいろいろ仕組まれたという見方もあるようだ。せっかく立ち直りかけた日本経済に対し、経済的に立ち直れなかった世界(ヨーロッパ)がそれぞれ仕掛けた経済ブロックで、日本は窮地に立たされたことも大きかっただろう。

中国の利権が欲しかったアメリカにも睨まれ、アメリカに石油を止められ、戦争をせざるを得ない状況に追い込まれていく。

石油を止められても、仕掛けられた経済ブロックで、どんなに貧しくなっても、我慢するべきだったのかもしれないが・・・昭和の貧しい時は、子どもを売る親もたくさんいたという。子どもを売らないとやっていけない貧しさに逆戻りさせるわけにはいかないと、国が考えるのも当然だろう。
もちろん、海軍、陸軍、それぞれ組織的利益を得たかった、というのもあるだろう。

満州は・・・日本は日清戦争により正当に割譲された歴史があり、ロシアが三国干渉により清に返させるが、そのあと、ロシアとの日露戦争に勝利して、また日本は取り戻し、この時また清と条約を結び、改めて日本の支配圏となった。正当な条約で、満州は日本の支配下に置かれたのであり、侵略して奪ったわけではない、とのこと。

抗日運動もあり・・・ここいらは、かなり複雑な事情があったようだ。(私は歴史の基礎知識がないので、入り組んだ複雑な状況をまだほとんど理解できていない)

そして、天皇は、今と同じく「命令できる立場ではなかった」ようだ。つまり独裁者ではない。東條英機もそうだ。あくまで合議制だったという。

逆に独裁者でなかったから、強い権限がなかったから、戦争が始まってしまい、ここまで戦争が長引いた、とも言えるようだ。昭和天皇も東條英機も、負けると分かっているアメリカとの戦争は避けたく、回避を望んでいたのだから。

戦争を終えるのも難しい・・・合議制だから、なかなか結論が出ず、先送りになり、ついにアメリカに原爆を落とされてしまったのかもしれない。

終戦を決意し、天皇が玉音を録音した後でも、その玉音テープをめぐって、クーデターが起きかけたくらいだから、【天皇または首相の鶴の一声で誰もが言うことを聞く】というシステムではなかったのだろう。(NHKの戦争検証番組を見て、そう思った)

核(原爆)を使わせないためには、どうしたらいいか・・・現実的には「こちらも核を持つこと」になってしまう。
すでに核を持っている国があり、それを使わせないためには、それぞれが持つ、あるいはどこかの国の核傘下に入るしかないだろう。

小競り合い(小戦争)があったインドとパキスタンが、それぞれ核を持ったら、平和的に話し合いで解決するようになったという。
日本はアメリカの核傘下に入っている。

それぞれの国が核を持ち始めてから(=内戦や代理戦争はあるものの、大国同士の直の戦争はなく、大規模な世界大戦はありえないだろう)、平和が続いている、それが現実・・・と池田信夫氏も言っていたっけ。

「はだしのゲン」は偏った見方をしている、というのは言い過ぎたが、日本軍を悪く描きすぎているという点で偏っている、と言えるかもしれない。
昔の情報で描けばそうなるだろう。しかし今現在は検証され、新しい見方が出てきている。捏造記事もあったことも公になっている。

だから今現在の教育の場で(または公の場)で、古い見方をしている「はだしのゲン」が持ち込まれることに、違和感を持ってしまうのだ。しかも猟奇的な殺人シーンが描かれ、日本軍が行ったことになっている。これを目にする子どもはどう思うだろうか?

もちろん、漫画の中では、こういった部分はごくごくわずかだ。主人公がたくましく生きていく様子を描いているのが大部分だ。しかし教育現場では、どういったところが利用されるか、わからないのである。

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追記。
「はだしのゲン」で違和感を持った部分について。(日本軍を過度に悪く描いたという以外に)

この漫画は反戦(非暴力)、平和を訴えた話だと思うが、つまり「暴力で解決するのはいけない」ということだろう。

しかし、主人公は、何か問題が起こると、わりと暴力で解決している・・・

いや、まだ主人公の場合は「ケンカ」であり、相手を再起不能にまで叩きのめさないので良い。が、友人(仲間)は、殺人を犯す。もちろん、殺人を犯すそれなりの理由があるが・・・しかし、殺人で物事を解決し、それを「仕方ない」として、容認しているのである。

「はだしのゲン」は、平和や反戦を謳っているのに、やられたらやり返す報復=殺人、暴力による解決を容認しているのだ。
(・・・暴力容認、殺人容認と受け取られても仕方ないだろう。最後、殺人を犯した友人を主人公は逃がしているのだ。もちろん、罪悪感などなく、さわやかに物語は終わっている・・・)

そう、この漫画は「暴力でしか解決できないシーン」を描いているのだ。
ならば【戦争(暴力)でしか解決できないこと】【戦争(暴力)に訴えるしか、方法がなかったこと】を容認していることになる。

もちろん、殺人を犯さざるを得ない状況に陥ったのも、戦争のせいだ、ということなのだろうが・・・

非暴力(反戦)を訴えているわりには、個人レベルでは報復を容認し、殺人行為を正当化し、主人公達には暴力で解決させている漫画なのである。ここには矛盾を感じる。

主人公達が暴力でしか解決方法がなかったように(しつこいようだが、主人公の友人は殺人を何回か犯す)、日本も戦争をせざるを得ない状況に追い込まれていったのかもしれない。

つまり、きれいごとでは解決できない、ということをも描いていることになる。
そういう意味では、考えさせられる作品だろう。


余談。

○インドネシアの日本観について。
インドネシアでは、「日本の統治政策」と言い、「オランダの植民地支配」と呼ぶそうだ。
つまりオランダには悪感情を持っているが、日本に対してそれほど悪感情は持っていない。
インドネシアでは、日本の自虐史観を、自分たちの歴史に誇りを持っていないことを不思議に思うそうだ。

↓東南アジアでは日本に好印象を持っているようだ。(もちろん、全員が、というわけではないだろう)
http://blog-imgs-34.fc2.com/d/e/l/deliciousicecoffee/ecfabb62290ad09d862ab297063e5875.png
http://www.jiyuushikan.org/tokushu/tokushu_e.html
フィリピンでは、日本は白人からの解放をもたらしてくれたと讃えられているそうだ。

もちろん、日本は正義のためではなく、国益のために南方進出をしたと思う。多くの人を殺したのも事実だろう。
ただ日本は、植民地にするのではなく、統治を行った。ヨーロッパ人ほど搾取しなかったということだそうだ。

「はだしのゲン」に描かれていたように、もし日本軍がアジアで3000万人以上を残虐に殺戮しまくっていたら、このような言葉は聞かれないだろう。


○朝日新聞の「従軍慰安婦問題」以外の誤報の数々
(朝日新聞は、過去の日本を悪とし、共産主義を賛美したかったのかも?)

昭和35年 北朝鮮礼賛帰国報道
昭和45年 広岡社長自ら支那の文化大革命礼賛報道
昭和46年 文化大革命礼賛コラム掲載
昭和46年 「日本軍虐殺」捏造コラム掲載
昭和59年 「南京大虐殺」でっちあげ報道
昭和59年 毒ガス戦でっちあげ報道への釈明記事掲載
昭和60年 「南京大虐殺」におわび記事掲載
昭和61年 「南京大虐殺」日記開示を命令する判決下る
昭和61年 毒ガス戦でっちあげ報道



○櫻井よしこ氏のブログ記事

http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2012/08/25/%e3%80%8c%e3%80%80%e5%a4%96%e4%ba%a4%e3%81%af%e6%88%a6%e3%81%84%e3%81%a7%e3%81%82%e3%82%8b%e3%80%80%e5%85%a8%e5%8a%9b%e3%81%a7%e5%9b%bd%e3%82%92%e5%ae%88%e3%82%89%e3%81%aa%e3%81%91%e3%82%8c%e3%81%b0/

http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2012/08/30/%e3%80%8c%e3%80%80%e9%9d%9e%e7%a4%bc%e3%80%8e%e9%9f%93%e5%9b%bd%e3%80%8f%e3%81%ab%e6%8a%97%e3%81%99%e3%82%8b%e7%a9%b6%e6%a5%b5%e3%81%ae%e7%ad%96%e3%81%8c%e3%81%82%e3%82%8b%e3%80%80%e3%80%8d/

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