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夢と現実の厳しさ [人生・生き方・生活・人間関係]

久々の日記です。ミクシーおよびFBで語った内容をコピペ。

漫画家の弘兼憲史氏の発言について。
http://www.j-cast.com/kaisha/2011/11/16113356.htmlより

漫画家の 弘兼憲史氏は・・・
「夢はかなう」「願えばかなう、だから夢を持ちなさい」という言葉は、1つの考え方としては理解できるが、かなわない夢だってある現実を子どもたちに早く教えた方がいいと説き、

東京芸大を10年も受験してまだあきらめない人を例にあげ、
「いいかげんあきらめた方がいい」「いつまでも夢を見続けるというのは、必ずしも幸せなことではない」

と言うのだけど・・・・


まず、目的と手段を混合してしまうってこと、よくあるよなあ。
芸大に入ることって「夢」=「最終目的なのか?」と思った。芸大に入って勉強することは「手段のひとつ」だろう。

10年受験ということは、音楽ではなく、美術のほうかな・・・だとすると、芸大に入って終わり、ではなく・・・その先、画家になる、画で仕事をする、画をたくさんの人に見てもらいたい、画で人を感動させたい、などなどの目的があるだろう。

だから、なにも「芸大に入らなくても、他の方法があるのでは」と思う。
最終目標は何なのか?って、つきつめていったほうがいいのかもしれない。

「とにかく画だけ描いて暮したい。ほかのことはやりたくない」というのが夢であれば、「画で報酬を得て、画で生活をする」が最終目的となるのだろう。

けど「たくさんの人に見てもらって、感動させたい」というのが夢であれば、「画で仕事をする」は「多くの人の目に留まる機会が増える」ということで「手段」かもしれない。

ならば、仕事にならなくても、ほかの手段があるかもしれない。
趣味として発表を続ける、ていうのもありだろう。

これはピアノや漫画、作家も同様・・・
今はネットがあるので、発表の機会は、昔よりもある。
うまく宣伝ができれば、多くの人の目に触れさせることもできるかもしれない。
そこから、ひょっとしたら、仕事につながることもあるかもしれない。


さてさて、そのことよりも・・・
弘兼氏の「かなわない夢だってある現実を子どもたちに早く教えた方がいい。いつまでも夢を見続けるというのは、必ずしも幸せなことではない」との発言が気になった。

ある程度の歳になれば、たいていの人は現実を知るわけで、早いうちから子どもに教えなくても、とは思う。
いや、子どもだって、早いうちから、そんなこと分かるだろう。

「必ずしも幸せなことではない」という言い方は「幸せなこともあるかもしれない」とも受け取れるが、本音は「幸せになれない」と言いたいのだろう。

が、そもそも幸せかどうかって、他人が決めることではない。
夢=目標を持ち、それに挑戦し続けることができるって、恵まれているのでは、と。
夢中になれる何かがあることは、私は幸せだと思うが。

弘兼氏は、いい大人が、夢ばかり見続けて、実現できず、結局、就職できず、食べていけなくなり、貧乏のどん底へ、ということを心配し、「不幸になる」と言いたいのかもしれない。

不幸を回避するには、まず就職=安定的な仕事につく、安定的な収入を得る、ということが大事ということも分かるが・・・だとすると、そもそも、今の時代、安定的な仕事につく=簡単に潰れないだろう一流企業の正社員になることを早くから目指してもなかなか難しいだろう。
公務員になるにも競争率が高いだろう。

仕事は、中国やインドやほか海外に取られ、よほど優秀でなければ、安定的にある程度の収入を得ることが困難になる時代がきている気がする。

正社員になること、公務員になること、ある程度の収入を安定的に得ること、そして子ども(扶養家族)をもつことも「かなわない夢」「難しい夢」「身の程知らずの夢」かもしれない。

そういった「現実は厳しい」ことを子どもに教え込んだら・・・奮起する子どももいるかもしれないが、ま、将来を悲観的にしか捉えられなくなる子どももいるかもしれない。生きていく自信をなくす子どももいるかもしれない。
それに、現実の厳しさをあえて教えなくても、今のこの情報社会の中、子どもは敏感に感じ取ると思うのだけど。

大学を10年受験し続ける人は、かなり特殊で、そんな人はごくごく少数だろう。(というか、そんなことができるなんて、かなり恵まれている環境のように思う・・・)

身の程知らずな夢を見続けることは、不幸の始まりなのか・・・ ?

ただ、私も「身の程知らずの夢」を見て(弘兼さんから見れば、身の程知らずにうつるはずだ)、たしかに身の程知らずだったかもしれないが、エネルギーが枯渇するまでやりつくしたので、満足である。
自分はやりつくしたと思うまで、やらなければ、そのほうが後悔するのでは、とも思う。

人に迷惑をかけたり、生活が破綻するほどのめりこむのでなければ、たとえ実現できなくても、夢=目標を持ち続けたほうが、楽しそうに思うのだが、どうなのだろう。

それとも、弘兼さんが危惧を抱くほど、実現不可能な夢を見続け、将来、生活が破綻しそうな人が多いのだろうか?

ところで、弘兼さんの発言ではないが・・・
この記事によると、「夢を見続けること」は子どもだけの問題ではなく、特に、30歳前後の「自己啓発書依存症」の人たちには、その傾向が強いそうだ。


以下、抜粋。

【学歴が高く、そこそこの会社に入ったんだけれども、いまひとつパッとしない人たちが、『成功したい』『愛されたい』という欲望を抱いて、成功者の法則を説く有名人の追っかけをするんです。本を大量に買ったり、高額なセミナーに参加したりしますが、自分は一向に有名にならない(笑い)。それでも彼らは『いつか夢は必ずかなう』と疑いません】
【「これであなたも成功する」「こうすればうまくいく」と呼びかける人たちにフラフラとついていく。そしてツイッターやフェイスブックで彼らの「友だち」となったつもりになり、追っかけとなって搾り取られてしまうというのだ】

抜粋終わり。

なんだか言っちゃ悪いが、「カツマー」(勝間和代さんのファン。勝間和代的生き方=社会的成功者を目指す人)を思ってしまった。
勝間さんはこの手の本をよく書いているし、【勝間塾】【セミナー】【合宿】もやっているし・・・

でも、そういった目標に向って、何か活動をすることは、充実感が得られ、幸福感を味わえるのかもしれない。中には、それをきっかけに「成功する人」もいるかもしれない。

それに、仕事で成功しても、家庭がうまくいかず不幸になる、ってケースもあるだろう。
ひとつのケースだけ取り上げて、幸・不幸は簡単に判断できるものではない、説けるものではない、と思うのだが。

そういえば、世間様は、ちょっと前は「ニート」な(=無気力、目標を持たない、やりたいことが特にない、夢がない)若者が増えた、若者に覇気がない、若者が老人化している、安定ばかり求めて冒険をしない、などと言っては問題にしていたような・・・

そして今度は、夢を見すぎると、「かなわない夢だってある現実を子どもたちに早く教えた方がいい」と説き、「いつまでも夢を見続けるというのは、必ずしも幸せなことではない」 と・・・世間様=知名度(社会への影響力)がある公人は苦言を呈する・・・

どんな生き方をしようが、世間様はイチャモンをつけてくる気がする。

賞をとりながらも、デビューを果たしながらも、結局は続けることをあきらめた漫画描きはたくさんいるだろう。
ピアノでは・・・今の時代は「音楽で食べていけない」ということで、専門に進む人は少なくなったと聞いた。

ほとんどの人は堅実に、ちゃんと現実を見ているように思う。
かないそうもない夢、成功率が低い夢を見続けることができる人など、この厳しいご時世、ごくごく少数に思う・・・

「自己啓発依存症」といわれる高学歴の30代を中心にした人たちは、ほとんどがちゃんと就職している人たちだと思う。(でなければ高額なセミナー合宿料金、授業料を払う余裕はないだろうと思う)

ならば、別に問題はないだろう。
自己実現ができてもできなくても、成功してもしなくても、生活には困らないだろうから。
本を読んだり、セミナーに通ったりして、【成功した気分になる】のは、それはそれでいいだろう。満足を得られたのだから幸せなことである。

ただ、夢がかなわなかった場合、満足を得られなかった場合、「だまされた」と思い込み、悔しい気分になることはあるのかもしれないが。

(だから、アンチカツマーというのが存在するのかも?アマゾンレビュー問題での勝間さんへの粘着ぶりは、かなりのものだから・・・)

ま、でも夢を持とうが、あきらめようが・・・
今現在の日本社会は、ほかの諸外国に比べ、まだ治安はそこそこいいし、飢えることもなく、そこそこの水準の医療が受けられ、どうしようもなくなれば生活保護もあるのだし、このような社会で暮せることは、とりあえず恵まれていると思う。

もちろん、経済が破綻し、医療制度や福祉制度が崩壊したりして、それがずっと続くとは限らないが。
(そうなれば「夢」どころじゃなくなるね^^;)

というわけで・・・夢を見る、というのは余裕がないとできない気がする。
実現してもしなくても、夢を持てるというのは、恵まれているということかもしれない。

子どもや若い人は「伸び盛り」なんだし、大きな夢を見て、それに挑戦し続けてもいいんじゃないか、と私は弘兼さんとは反対のことを思う。

もちろん、夢に向ってのプロセスは実現可能に向けて、よく考えたほうがいいだろう。(芸大10年受験し続けるケースについては、私も「別のやり方でいったほうがいい」と思う)

無謀な夢を見続ける人はめったにいないと私は思ったので、弘兼さんが「子どもに教えないといけない」と言って、社会問題のように取り上げるのに、違和感をもった。
無謀な夢を持っている人が気になるのならば、個人的にアドバイスすれば済むのでは、と^^;



さて、記事につけられたコメントを見ると、さまざまな意見がある。

【自分は生まれながらにゴミクズであるということを自覚し、死ぬまで他人を恨み、憎み、呪い続けるのが正しい生き方です】

・・・なんていうのもある(苦笑)
「どうせダメだから」と、あきらめの人生もあまり楽しくなさそうだ。

もちろん、夢を追いかけて、生活が破綻してしまうのは、困ることだし、幸せなことではないかもしれないが。


では、この「弘兼さんの記事」について、なるほどと思った他の人のコメントを以下転載。

【「夢」を「成功」にするからおかしくなるんでしょうに。
効果って相対だから努力が報われるとは限らない。
どんなに頑張ったってオリンピックで金メダルとれないことはあるでしょう。でも頑張れば頑張っただけ「自分は速くなってる」。
「夢」は「速く走れるようになりたい」。
「成功」は「走ることで他人に勝ちたい」。
違いをちゃんと教えないと。】


【「夢」と「幻想」は似て非なるもの。「夢」は実現するが「幻想」は実現しない。そして多くの人は「はかない幻想」を「かなう夢」だと誤解している。このマンガ家も勘違いしている。夢はかなうのだ。幻想と混同してはいけない。】


ーーーーーーーーーーーー

この記事が消えてしまうかもしれないので・・・
http://www.j-cast.com/kaisha/2011/11/16113356.htmlより
以下全文転載。

「島耕作」シリーズで知られる漫画家の弘兼憲史氏による、2011年11月15日付け日経電子版のインタビューが話題だ。「夢はかなう」「願えばかなう、だから夢を持ちなさい」という言葉は、1つの考え方としては理解できるが、かなわない夢だってある現実を子どもたちに早く教えた方がいいと説く。
基本的には「夢はかなう」と思っていた方がモチベーションにつながることは認めつつ、むしろかなわない場合が多いので「夢には期限をつけるべき」であり、自分の適性を客観的に眺めてくれる人の意見を聞くことが大事という。

芸大受験10年「あきらめた方がいい」

漠然とした「成功したい」欲求だけが大きくなる
弘兼氏は、東京芸大を10年も受験してまだあきらめない人を例にあげ、「いいかげんあきらめた方がいい」と断じ、「いつまでも夢を見続けるというのは、必ずしも幸せなことではない」という。

一方で、自分自身は「子どものころから漫画家になるのが夢」だったが、それがかなったのは「単に夢を見続けたから」ではなく「ものすごく努力をした」からとする。新人漫画家のころは毎日16時間も漫画に没頭し、睡眠は3時間ほどしか取らなかったそうだ。

もしそうなのであれば、10年間ものすごく努力をして芸大を目指すのも同じことでは、という気もするが、「芸大生になる」と「漫画家として生きていく」では、夢の現実感に大きな違いがあるのは確かだ。

ネット上にも、弘兼氏の主張に共感する声が多い。

「努力しないと夢は叶わないと教えるべき」
「目標が段階を踏んでない、計画性がないから夢が叶わない」

出版社でビジネス書を担当する編集者のA氏は、これは子どもだけの問題ではなく、いまの大人たちにも言えるという。特に、30歳前後の「自己啓発書依存症」の人たちには、その傾向が強いそうだ。

「学歴が高く、そこそこの会社に入ったんだけれども、いまひとつパッとしない人たちが、『成功したい』『愛されたい』という欲望を抱いて、成功者の法則を説く有名人の追っかけをするんです。本を大量に買ったり、高額なセミナーに参加したりしますが、自分は一向に有名にならない(笑い)。それでも彼らは『いつか夢は必ずかなう』と疑いません」
「有名人の追っかけ」で成功気分に浸る人も
A氏の分析によれば、有名大学を出た彼らは、コツコツ勉強していれば社会で成功できると信じているという。世の中で名を馳せるには、下積みに耐えてスキルを磨いたり、大胆な行動力で自己主張したりすることも必要だが、そういうことには手を染めようとせず、

「これであなたも成功する」「こうすればうまくいく」
と呼びかける人たちにフラフラとついていく。そしてツイッターやフェイスブックで彼らの「友だち」となったつもりになり、追っかけとなって搾り取られてしまうというのだ。

ビジネス新書の執筆経験のあるライターのB氏も、これに同意する。

「彼らは基本的には生真面目で、『他責(たせき)にしない』という言葉が好き。会話にも『学びがある』『意識が高い』『加速し続ける』といった独特の言葉遣いが出てきます。しかし、的を絞った努力するわけでもなく、個別の問題に強い当事者意識もない。単なる傍観者であり、消費者であることに気づいていないんです」
B氏はその一例として、アマゾンのレビューをあげる。「夢」「必ずかなう」などで検索すると、

「目からウロコの○○術です。なんだか私も成功した気分」
といった書き込みが見られるそうだ。成功者の話を聞き、本を読んだだけで、夢に向かって努力し達成した気になってしまう…。これでは子どもに現実を教えることはできそうにない。



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コメント 3

ハヤシ

松浦さんからのコメントがついていた記事を消してしまったことを、削除後に気づいたので、こちらの記事のコメントに、とりあえずコピペします。(管理ページにはまだコメントが残っていたので気づいた^^;)

松浦さん、ごめんなさい。
スーパージャンプの件は、また記事にするかも(ミクやFBでは話題にしたので)
そのときに、またコメントをコピペします。

以下、松浦さんのコメント転載。

SJ(スーパージャンプ)とBJ(ビジネスジャンプ)が廃刊して、合併して新雑誌になりますね。 以前2ちゃんねるにSJとBJは合併すべしというコメントを見ましたが、それが本当になるとは… 共に発行部数が少ないのでしょう。 マンガ雑誌の置かれた厳しい現状を見ているようです。 っていうか、本音を言えば、マンガ雑誌が多すぎたとも思います。 ハヤシさんが子供の頃は格段にマンガ雑誌の種類が少なかったと思います。 個人的にはこれまでがマンガバブルだったのではとも考えます。
by ハヤシ (2011-11-20 13:01) 

松浦

ハヤシさんがやっと気付いてくれて嬉しいです(笑)
by 松浦 (2011-11-20 18:37) 

ハヤシ

ほんと申し訳なかったです^^;
こちらをチェックするのも、ごくごくたまに、という感じです。
記事を書くにもけっこう時間がかかってしまい、こういった日記もあまり書かなくなってしまいました。FB,mixiも発信頻度は以前より少なくまりました。まあ、ゆっくり、マイペースで気が向いたときにやっていくという感じです^^;
by ハヤシ (2011-11-24 11:31) 

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