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自立・・・その2 [人生・生き方・生活・人間関係]

以前、「自立」http://kayashi.blog.so-net.ne.jp/2010-04-15について考察してみたことがあるが、改めて、「自立・・・その2」ということで書いてみよう。
今まで「結婚の条件」「西原理恵子VS専業主婦」でも中心テーマとして語ってきた「専業主婦論」にも関連あることだ。

そう、世の中「自立することが正しい」と言われ、その中で「私は自立できていない半人前」「自立する力がない」「がんばることができない」と自信をなくしたり、劣等感をもったり、肩身が狭い思いをしたり、周囲からも「なさけない」と言われ、不良債権・負け組・怠け者、幼稚、半人前扱いされている人もたくさんいるのではないか、と思った。

そこで・・・
遥洋子の著書「女の敵」に、上野千鶴子氏が発言したという「自立について」の言葉があったので、それを紹介したい。

遥さんが「自分だけ自立していても、周りの友だちなどが自立していないと、結局、孤立する」というと、上野さんはこうおっしゃったという。以下、上野氏の言葉↓「女の敵」より・・・引用

何のための自立なのか。それは目的か?手段か?人が自由に自分のやりたいことをして生きられる、そのための手段として自立があるのではないか。なので、自立のための能力すべてを、自らが持っていなくてもいい。誰か持っている人から調達できるのならば、調達すればいい。まず、自分が何をやりたいのかが問われるのだ

ということで、以前の記事「自立・・・」http://kayashi.blog.so-net.ne.jp/2010-04-15で、私も「依存と助けてもらうのとでは、どう違うのだ?」「誰にも助けてもらわずに、すべて自力でやっている人などそんなにいないのではないか」というようなことを書いたが・・・こういうことだったのか、と上野さんの考えにうなったのだ。

自立のための能力を、すべて持っていなくてもいいのだ。自立は目的ではなく、自分がやりたいことをする手段のひとつに過ぎない。他から調達できれば(助けてもらえるならば)、それでいいのである。

もし、専業主婦の人が「あたたかい家庭をつくりたい」という目的があるとしよう。
そのために、経済的自立は必ずしも必要ではないのだ。夫が調達してくれる(経済的に支えてくれる)のならば、妻は家庭のことに専念できるのだから。
もちろん、夫が調達をやめてしまったら、妻は他の方法を考えなくてはならない。自分が働くか、親に助けてもらうか・・・もし親が調達してくれる(助けてくれる)ならば、それが目的を達成するのに一番の近い道であれば、親に助けてもらってもいいのである。自力ですべてできなくてもいいのである。

仮に、経済的自立しようとして、無理して仕事をし、仕事と家庭の両立が上手くいかず、時間的にも体力的にも精神的にも余裕がなくなり、家族に対しギスギスしてしまい、家庭はかえってゴタゴタし、「あたたかい家庭作り」から目的が離れてしまっては、何のための自立なのか?ということになる。

では、夫からも親からも助けてもらえなくなったら、どうするのだ?ということになれば、自力で何とかしなければならないだろうが・・・(それによって目的を変更せざるを得ないことになるかもしれないが)、それまで助けてもらえるのならば、助けてもらってかまわないのだ、と思う。

助けてもらうことを「なさけない、ラクすることばかり考えて、甘えるな」という人もいるだろうが、では、そういうあなたは全く人の助けを借りずに生きてきたのか?と問われることになる。

「働いている=経済的自立をしている子持ち既婚女性」も、自分の親に、自分の子供の面倒を見てもらったり、皆の税金で成り立つ保育園に助けてもらっている人が大半だろう。

そのかわり、調達してもらった(助けてもらった)ことを感謝し、自分ができる形でお返しをしないと、関係は持続していかないだろう。
助けられっぱなしではなく、感謝の気持ちを忘れずに自分なりのお返しをすればいいのである。

誤解なきよう・・・もちろん、働いている子持ち既婚女性の家庭がゴタゴタしているとは思っていない。その女性は働いているからこそ、精神的に充実しているのかもしれない。子供を保育園に預け、子供と離れている時間があるからこそ、子供と楽しく濃密な時間を過ごせるのかもしれない。

それぞれにプラス面があるのだろう。
どちらが自分に合い、どちらを選択したいのか、だと思う。(どちらか一方を選択せざるを得ない人もいるだろうけれど)

それに、目的は別に「あたたかい家庭作り」でなくていいのだ。目的は個々で違うのは当然のことである。

・・・ということで・・・
自立の能力をすべて持っていなくてもいい、と言われると、気がラクになる人も多いのではないだろうか。
もちろん、すべて持っているに越したことはないだろうし、すべてにおいて「自立している人」は本当に立派で偉い。しかし、だからといって、自立能力を持っていない人を批判したり、見下したりするのは、ちょっと違うかもしれない。

自立は目的ではなく、自由に生きる手段である・・・自立していなくても、目的に達するのに、ほかの手段があるのならば、いいのである。
よって、「生きる手段が違う=自立してない=誰かに助けてもらっている」からといって、責めることはできない。その手段が全く関係のない第三者に迷惑をかけたりしていなければ、何の問題もないのである。その手段によって、目的が達成できれば、それでいいのである。

調達してくれる人(助けてくれる人)に寄りかかったままでいいのか?と問うのであれば、それは調達してくれる人と本人との問題で、第三者が口をはさむべきことではないのかもしれない。

「自立することが大切」というよりも・・・目的を達するのに、もし誰からも調達できなくなった時(助けてもらえなくなった時)に、「すべて自力でやる能力があれば安心だ」ということなのかもしれない。

この世の中、自立することこそが絶対的正義みたいな感じで叫ばれ、「自立することが目的」になりがちだが、この上野氏の言葉に、目からウロコが落ちた気分だ。

「結婚の条件」も自分にとっては、なかなかに興味深いテーマで、長々と語ってしまったが、この「自立」とやらも奥深そうなテーマなので、また何かあれば、追記として書き足していくことになるかもしれない。
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余談

遥洋子さんといえば・・・「結婚の条件」の記事を書いているとき、検索していたら、昔「未婚社会」という討論番組があったそうで・・・思い出してみると、私もその番組見ていたなーと遠い目をしてしまったが、そこに遥さんもいたっけ。遥さんは「結婚しない派」で、あの上野千鶴子氏に弟子入りし、「結婚しません」という本を書いたんだっけ。それで上野千鶴子さんとつながりがあるらしい。

で、討論番組には、オタキングの岡田さんに、女優の菊川怜さん・・・もいた。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4940002.html
この番組で、皆が結婚の条件について、いろいろ言っていると・・・菊川さんが「愛が大事なんじゃないの」を叫んでいたっけ。けれど、あの場ではなんだか「何、甘いことを」っていう空気だった気がした。そして、「それは天に何物も与えられた菊川さんだから言えるんだ」という感じだった。たしかに、菊川さんは東大出で美人で高収入、家庭環境にも恵まれ、愛にも恵まれていたのだろう・・・つまり余裕があるのだ。なので、ストレートに「愛さえあれば」と言えるのかもしれない。そういう人って、性格が素直でいいんだなー、と私も思った。
なので、世間は「余裕のある恵まれた人というのは、我がままなどではなく、実は素直で性格もよく、反対に余裕のない恵まれない人は嫉妬心などで性格が悪くなる」と言うようになり・・・恵まれない者はますます立つ瀬がなくなっていくんだな。

その中で、オタキングの岡田さんが「一夫一婦制である限り、未婚者は増える」というようなことを言っていた。
岡田さんの考えや意見に一番共感したし、納得させられた。

一夫一婦制は、「結婚しなきゃ生きていけなかった時代、そんなに数多くの出会いがなかった時代、親が結婚相手を決めていた時代」はともかく、今は「結婚しなくても生活できる時代、望めば数多くの出会いがある時代、自由恋愛で相手を選んでいい時代」となり、そうなると誰でも相手を厳しく選ぶことになるし、選ばれることになる。多くの中から1人を選ぶというのは大変なことだ。

けど、一夫一婦制でなかったら・・・1人だけを選ぶ、選ばれるというプレッシャーから解放され、「とりあえず・・・今度はこの人」というように、ちょっとハードルが下がる気もする。(自信のない者は「私なんぞ選ばれるはずがない」と最初から身を引いている。けどハードルが下がれば、もうちょい自信も持てる人が多くなるんじゃないだろうか・・・)
それに、さまざまなDNAの組み合わせの子供をもつこともできる。
男性だけに扶養義務を負わせることもなく、女性の家全体で子供の面倒をみる母系社会になるのだろう。

一夫一婦制は国や社会が管理しやすいだろうけれど、本当に良いシステムかどうかは分からない。

まあ、とにかく、結婚するかしないか、よりも、いいパートナーに出会えるかどうか、なんだよね。
その「いいパートナー」というのが、どういう風にいいのか、それが人間性(中身)を含めた「条件」ということになるのだろう。
ちなみに、自分は、気さくで明るい人がいいよなー、で、やはりコミュニケーションがちゃんとできる人がいい。

・・・おっと、なんだか内容が、テーマがどんどんずれてきているので、ここまでにしておこう・・・


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